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低気圧と症状 (2010年04月10日)

今年の春先は珍しく降雪量の多さに皆様、驚かれたと思います。突風の強烈さも春一番なんて風流なものではなかったですね。強風による低気圧からの健康に与えた影響も大変強いものがありました。 強い風をイメージすると思い出すのは嫌悪感ではないでしょうか? それはなぜでしょうか? 3月下旬の突風は関東各地で風速20メートルを超えた県がいくつもありました。翌日の来院された50人以上の患者さんを調べると全員が低気圧の影響から来る症状を全て訴えていました。頭痛、めまい、ふらつき、耳鳴り、目が見にくい、胃がちりちり等の不快さ、呼吸が浅い、胸が苦しい。首が痛い、肩、背中のコリが強い、腰痛、あるいは全身が具合悪い...誰もがこれらの症状の半分を以上訴えていました。 強風と並んで雨の時も低気圧の影響で具合が悪くなります。しかし強風のほうがより強く、暴風雨なら尚更です。ぎっくり腰、寝違いも低気圧のときの代表です。では、なぜ強い低気圧で体調が悪くなるのでしょうか?低気圧のとき人体を観察すると、次のようなことが分かります。正しく症状を理解するためぜひ覚えて置いてください。 人体の周囲の気圧の低下により、人体全体が膨張しているのです。つまり、体表の皮膚、皮下組織、筋肉組織が膨張しているのです。ゴム風船をイメージしてください。そうです、パンパンに空気が入った状態です。そして内臓も背骨も、その中の脊髄も膨張しています。子宮、卵巣も膨張します。このとき記憶にあると思いますが、背中の肩甲骨の内側が特に凝りがひどく、胃と共に気分も不快になり、行動する意欲がなくなります。ほとんどの人が一過性に腎臓の浮腫が起こり、全身が脳に至るまで浮腫んだ状態です。 頭部では脳の浮腫み、脳脊髄液、脳の血流の低下により表面では頭蓋骨を中から圧迫し頭部が大きく見えます。具合の悪いときは頭部、顔が大きく、よい時には小さく見えるのはそのためです。内方には脳組織を圧迫もしますので、頭痛、いらいらなども起きます。低気圧の日の患者さんには私は以下の実験をして理解していただきます。① まず、患者さんの体全体、神経系の中枢である脳・脊髄の膨張を確認してから、体の周囲の空気圧を圧縮することをします。ちょうど気ではなく、大気を操作するのです。② すると、患者さんの表情、姿勢、顔色すべてが改善され、楽になったと例外なく驚きの声を発します。これらのことは文字では信じられないかもしれませんが、納得しなかった人は一人もいません。わたしはこのようにしてまで、患者さんに自己のからだを自分で正しく理解してもらうことにこころを砕いています。低気圧とからだの関係を記憶して、症状の出現に慌てないことが健康づくりに欠かせないこと知ってください。